高齢者の「認知症」と後見人の必要性。

《高齢者が財産を失う前に、事前に弁護士に相談しましょう》

最近増えてきているのが、高齢者が身近な人に財産を取られるという事案です。

はじめに言ってしまうと、
財産を失ってから相談に来られても手遅れな場合が多いです。


事案としては・・・
例えば、一人暮らしの高齢者が近所の友人にお金を渡してしまう
例えば、高齢者が、親族に現金のほとんどを渡してしまう などなどです。

原因は「認知症」などの病気です。ご本人も自覚がないケースがほとんどです。

できれば、ご子息の方々がトラブルの前に弁護士に相談をしてください。
つまり、「あれ?最近、母さんの物忘れがひどいような気がするぞ?」くらいの段階で一度ご相談に来てください。


事前に後見人制度を利用していれば、仮に騙されて売買契約を結んでしまっても「取消し」をすることができます。

騙される人というのは、財産のほとんどを失うケースが多いです。なので、
事前に弁護士に相談料を支払うくらいの出費で、数百万・数千万・それ以上の資産が守られるならば・・・、と考えてもらえれば良いと思います。

高齢になった両親が資産を失ってから必死に行動を開始されるご子息の方も多いですが、徒労に帰すことが多く・・・。
なぜ、もう一歩早く積極的に動いてくれなかったのか とやりきれない思いをすることが多々有ります。


一方で、ご自分で勉強されてリスク管理のためにご相談に来られる方も増えてきています。 そのような方が突然資産を失うリスクは確実に小さいくなります。

一人暮らしのご高齢の方も、ご自分で不安を感じたならば、ぜひ弁護士にご相談ください!

ご相談はこちらまで

相続で、もめてしまう原因

相続で、もめてしまう原因は事件によって様々です。

しかし、ほとんどの相続事件に共通している点があります。

今までのわだかまりが、

相続問題を契機として、さらに大きなものとなってしまうということです。

時間が経過すればするほど、わだかまりは大きくなり、修復は難しいものとなります。

早めのご相談をおすすめします。

 

相続のご相談の事例

3人の子息を信じて最後を迎えたお母さんの思惑とは裏腹に、そのうちの一人が相続問題で二人の兄を突然に訴えてきた事例があります。

このような事例は、実は珍しい事例ではありません。

親心としては、自分の子供たちを信じているし、信じたいと思うのは人情です。

しかし、悲しいことですが実際には争いになる場合がとても多いと感じます。

相続問題を根底から予防する一番の方法は「遺言」を「正式な方式で」残すことになります。

どうか、トラブルの発生防止のためにも、遺言の作成を御一考ください。